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2014年06月11日

広東語より英語(大橋直久)

香港の中学生の九割までが広東語より英語を選択するのも国際貿易に頼るこの地で英語の方が就職に有利なためだ。

フランスでは、役人達は英語を「コカコーラ語」と嘲笑するが、中学生の約8割は必須語としてドイツ語より英語を選択している。

ソ連では数年前まで、夫人が英語を話せないと、外交官は英語圏への赴任は許されなかった。

今は赴任前に家族に英語の短期集中コースが設けられている(朝日新聞六〇年2月二十日付朝刊)。

わが国の英語に対する熱中度は、少し度を過ぎた感さえあるが、それよりも何よりも、活字の世界に氾濫している外来語、街の英文字、カタカナ看板を見れば、英語文化が私達に与えている影響はすさまじいものがある。

飛鳥、奈良、平安前期の日本文化を見る時、ほとんど中国の文化そのものであったように、これから何年か経ち、戦後の日本文化を振り返った時、アメリカ、ヨーロッパ文化とほとんど見間違うほどであろう。

大橋直久(ホスピタルマナー)
  
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Posted by 大橋直久 at 01:02大橋直久