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2015年04月17日

実際の観察やさまざまな話

イタリアには表面上の経済の30ないし40%に相当すると推定されるヤミ経済が存在します。

同じものが、ドイツには約10%、イギリスには約15%存在します。

ラテン系諸国では、第二の職をもっている人々の数はもっと多く、また、一日の仕事が早く始まり、早く終わることもあって、そうしやすいのです。

大都市の郊外では、小規模な農地を経営することもあります。

しかしその労働量と成果は、統計には表れてきません。

南の人々が北に劣らず働き者であることは、実際の観察やさまざまな話によって裏付けられます。

一つの民族や文化が他よりも勤勉であるというのは、主観的な価値判断に基づいた主張にすぎません。

経済の生産性には確かに差がありますが、その根本的な理由は、人々がいかに熱心に働くかではなく、いかに効率的に仕事をするかにあるのです。

つまり問題は、人々のやる気ではなく、経営管理の仕方にあるのです。

大橋直久(ホスピタルマナー)
  


Posted by 大橋直久 at 02:02仕事