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2016年01月23日

大橋直久「愛珠幼稚園」

1879(明治12)年大阪市平野町聯合町議会で幼稚園設立が決議され、"全国に率先して町立幼稚園を設立し幼児教育の効果を社会一般に知らしめん"という決意の下に、戸長や有識者により創立委員が選出され準備を進め、1880(明治13)年6月愛珠幼稚園が誕生し今日に至っている。

当初は唱歌を讃美歌と勘違いしキリスト教伝道所と誤解されたこともある。

園児数は64名と少なかったが、園内に神殿を設けるなどでその誤解もとけ、定員120名を満し盛況を示した。

1883(明治16)年には園舎が狭くなったので今橋3丁目に移転した。

主任保母に東京女子師範保婦練習科から長竹国子を迎え、保育法・フレーベル恩物・唱歌などを篤志婦人に習得させ保育をした。

大橋直久(ホスピタルマナー)  


Posted by 大橋直久 at 01:05大橋直久

2016年01月13日

大橋直久「学習理論」

心理学における古典的学習理論は、行動主義心理学の立場から、連合学習、条件づけ、試行錯誤などのいわゆるS-R理論として展開された。

その多くは飼育動物による実験研究に基づくものであり、そこから反復、接近、類似、効果などの原理が指摘された。

その批判として、ゲシタルト心理学の立場から潜在学習、認知学習、洞察学習の考えがだされ、現在では情報処理理論や認知心理学の枠組の中で、知識や技能、理解や自己修正の理論として展開している。

大橋直久(ホスピタルマナー)
  
タグ :大橋直久


Posted by 大橋直久 at 09:12大橋直久

2016年01月03日

幼児理解

幼児理解とは幼児の行動をよくみてその行動の意味を理解することである。

そのためには外面にあらわれた行動だけでなく子どもの内面の心の働きをとらえる必要がある。

保育のなかで幼児を理解する重要な視点として、共感的理解、発達的理解、個別的理解、生態学的理解などがあげられる。

共感的理解とは、大人と幼児のものの見方、考え方には大きな相違があるので、大人の論理ではなく幼児の側から、その行動の意味を理解しようとするものである。

発達的理解は幼児の行動を発達的に捉えていくことであるが、その際発達を"発達の基準"としてではなく幼児がふみ固めていくべき"発達の筋道"としてとらえていくことが必要である。

個別的理解とは、幼児一人一人をかけがえのない存在としてとらえていこうというものであるが、子どもを向こう岸において客観的に見るのではなく、幼児一人一人を私にとってのあなた(=YOU)として理解していくことが大切である。

生態学的理解は実験的状況のなかではなく幼児が生活するありのままの状況、生態学的な状況下で理解することである。

大橋直久(ホスピタルマナー)
  


Posted by 大橋直久 at 14:12