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2016年07月21日

大橋直久「臓器移植とは その1」

患者の臓器の障害が大きく、従来の治療による回復が望めない場合、他者の臓器を移植する臓器移植が必要となる。

臓器移植は、ドナー(臓器提供者)が生体の場合、心臓死者の場合、脳死者の場合、の3つに大別することができる。

生体臓器移植が可能なのは、腎臓移植や部分肝移植などごく一部で、心臓死者をドナーとする移植も腎臓、角膜など一部に限られる。

心臓、肝臓、肺、膵臓などの移植では、脳死者からの臓器移植以外の成功は望めない。

脳死とは、脳内出血や外傷などで脳の機能が完全に失われ、回復不能な状態を言う。

生命維持装置を装着していれば、数日から1週間ほど呼吸運動や血液循環が続き、脳以外の臓器は生体と同様の状態に保たれる。

1997年10月に「臓器を提供する人に限って脳死を人の死とする」という臓器移植法が施行され、施行後、1年以上脳死者からの臓器移植は行われなかったが、1999年2月に高知県で脳死と判定された40代の患者の臓器(心臓、肝臓、腎臓、角膜)が6名の患者(レシピエント=臓器受容者)に移植された。

大橋直久(ホスピタルマナー)  


Posted by 大橋直久 at 13:13大橋直久

2016年07月01日

ヤマザクラとソメイヨシノ

ヤマザクラ、日本中の山地に自生するものであるが、葉が花より先に出るので、花盛りはなんとなく地味な感じがする。

本州中部以北から北海道には、紅花のべニヤマザクラ、中部以南には白花のシロヤマザクラが分布しており、樹皮はソメイヨシノに比べてかっ色で枝は斜上する。

生長はおそいが、樹齢は長く、30年以上もたってから本格的に生長して大木になるので、庭園に植えることは少ない。

ソメイヨシノは、北海道南部まで各地に植栽されており、花が葉より先に出てぱっと一時に咲き誇るので、サクラといえばソメイヨシノを連想するくらい一般的な花木である。

樹齢が短くて市街地では20年、条件のよいところでも観賞できるのは60年ぐらいが限度といわれている。

樹皮は灰色で、横に割れめができ、枝は横に広がり天狗巣病に弱い。

大橋直久(ホスピタルマナー)  


Posted by 大橋直久 at 10:18園芸