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2016年11月19日

「床の間と生け花」

近頃盛んなフラワーアレンジメントとは一味違う、日本の伝統的な生け花。

外国でも注目されていて、「IKEBANA」として国際語にもなっている。

華道の技術である、生け花のもととなる投げ入れ花が始められたのは、平安時代のことである。

貴族たちはルールにもとらわれず、花を楽しんでいた。

室町時代になって、武士たちの住まいである「書院造り」の家に床の間が設けられると、生け花は飛躍的な発展を遂げる。

美術品と同様、床の間に生け花も飾られたということは、両者が同じくらいの評価を受けたということである。

室町幕府の将軍・足利義政は、将軍家の美術工芸品の管理や、また公式行事の際に花を生けたりすること、茶会や歌会の準備を「同朋衆」と呼ばれる人々に任せ、これを庇護した。

彼らは、床の間とのバランスをとりながら、生け花のルールをつくっていった。

大橋直久(ホスピタルマナー)   


Posted by 大橋直久 at 00:00マナー