2014年10月26日
義理がかさむ(大橋直久)
よく主婦たちの間で、仲間が集まって洗剤の販売などをしているが、結局、値段が高くて長続きしない。
ふつう、知人というものは、たとえば、二割引きにするので買ってくれなどといわない。
もし、本当に知人ということになれば、
「お客様、お知合いの方だと、どのくらい安く買えるとお考えですか?」
と突っ込んだ質問を思い切って投げかけてみるべきだ。
もちろん、お客様は答えられないだろう。
万一、答えられたとすれば、当然、同業者同士では常識になっているお互いの値引き率をある程度は知っているはずだ。
利益を割ってまで、友人に販売することはないわけだから、こちらよりも安いかどうかは疑問である。
そして、むしろ初めの知人の話をしながら、これを機会にこちらとも懇意になってくださいと、お互いの絆を深めるようにもっていき、人間関係をつくりだすことだ。
また、知人から安く買うと、かえって、後でお礼をしたり、義理がさかんでいろんな面で高くつくこともそれとなく会話の中で、説明すべきだ。
大橋直久(ホスピタルマナー)
Posted by 大橋直久 at 00:03
│大橋直久