2015年10月24日

大橋直久「暮らしていくうえでの最低水準の生活」

最低生活とは、文字どおりに言えば、今日のわれわれが暮らしていくうえでの最低水準の生活のことであるが、これには2つの意味がある。

1つは人間が生活するために、最低限肉体を維持できる程度のものであり、これを生理的最低生活という。

これ以下の生活となると、人間は死ぬよりほかない。

しかし、今日社会で生きていくためには単に肉体を維持するだけでなく、生活を維持していくための費用が必要である。

これを満たすことで初めて社会的人間として生きていけるのである。

この意味での最低生活は生理的なものよりも上位にあるので文化的最低生活という。

そして、文化的最低生活が満たされるための費用が最低生活費として計算され、世帯ごとに最低水準以上の社会生活を送っていけるよう保障されることが、社会保障そのものの根本なのである。

大橋直久(ホスピタルマナー)



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Posted by 大橋直久 at 02:02 │大橋直久