2016年06月11日

モモは植えかえをさける

実モモは木の寿命が短く、植えかえには弱いので、なるべく植えかえはさけます。

モモの寿命は15年ほどで短く、その後は実成りは少なくなります。

1~2年生の苗木の植えかえは、その後の生育に特に影響はないが、実のなる成木を植えかえると、その後の生育が悪いものです。

モモは植えかえなくてもよいように、最初に適当な場所をきめて植えつけます。

日当り、水はけのよい場所に植え、湿地では根ぐされの原因になります。

植え穴は大きく掘り、堆肥、腐葉土を多めに入れて植えます。

モモの品種は多くありますが、自家授粉できない品種が多いので、花粉をもつ布目早生、岡山早生、白鳳、大久保、興津などの品種が家庭果樹むきです。

このほかに大きくなっても数メートルほどの倭性なボナンザ・ピーチ種があり、鉢植えでも楽しめます。

樹形づくりはあまり気にせずに、適当な高さで芯止めして、こみあう枝を間引きし、実のなる位置が高くなりすぎないようにします。

ウメと違って20~50センチに伸びた枝に花芽分化するので、長い枝は3分のーぐらい切り戻してもよいが、全体に間引きで整姿します。

果実1個について15~20枚の葉を目安に良果を残して、5月中下旬に摘果し、病虫害防除を兼ねて袋がけすると良果が得られます。

肥料は12~1月に有機質肥料を施し、5月下旬に化成肥料を少量追肥します。

大橋直久(ホスピタルマナー)


タグ :モモ鉢植え


Posted by 大橋直久 at 12:17