2016年07月21日
大橋直久「臓器移植とは その1」
患者の臓器の障害が大きく、従来の治療による回復が望めない場合、他者の臓器を移植する臓器移植が必要となる。
臓器移植は、ドナー(臓器提供者)が生体の場合、心臓死者の場合、脳死者の場合、の3つに大別することができる。
生体臓器移植が可能なのは、腎臓移植や部分肝移植などごく一部で、心臓死者をドナーとする移植も腎臓、角膜など一部に限られる。
心臓、肝臓、肺、膵臓などの移植では、脳死者からの臓器移植以外の成功は望めない。
脳死とは、脳内出血や外傷などで脳の機能が完全に失われ、回復不能な状態を言う。
生命維持装置を装着していれば、数日から1週間ほど呼吸運動や血液循環が続き、脳以外の臓器は生体と同様の状態に保たれる。
1997年10月に「臓器を提供する人に限って脳死を人の死とする」という臓器移植法が施行され、施行後、1年以上脳死者からの臓器移植は行われなかったが、1999年2月に高知県で脳死と判定された40代の患者の臓器(心臓、肝臓、腎臓、角膜)が6名の患者(レシピエント=臓器受容者)に移植された。
大橋直久(ホスピタルマナー)
臓器移植は、ドナー(臓器提供者)が生体の場合、心臓死者の場合、脳死者の場合、の3つに大別することができる。
生体臓器移植が可能なのは、腎臓移植や部分肝移植などごく一部で、心臓死者をドナーとする移植も腎臓、角膜など一部に限られる。
心臓、肝臓、肺、膵臓などの移植では、脳死者からの臓器移植以外の成功は望めない。
脳死とは、脳内出血や外傷などで脳の機能が完全に失われ、回復不能な状態を言う。
生命維持装置を装着していれば、数日から1週間ほど呼吸運動や血液循環が続き、脳以外の臓器は生体と同様の状態に保たれる。
1997年10月に「臓器を提供する人に限って脳死を人の死とする」という臓器移植法が施行され、施行後、1年以上脳死者からの臓器移植は行われなかったが、1999年2月に高知県で脳死と判定された40代の患者の臓器(心臓、肝臓、腎臓、角膜)が6名の患者(レシピエント=臓器受容者)に移植された。
大橋直久(ホスピタルマナー)
Posted by 大橋直久 at 13:13
│大橋直久