2016年08月01日

臓器移植とは その2

1999年9月段階で、脳死ドナー4名の臓器が、レシピエント15名に移植され、いずれも回復に向かっている。

脳死移植でドナーとなるには、生前に臓器提供意思表示カードに臓器提供の意思と脳死判定に従う意思を、本人が事前に書面で示し、家族も同意する必要がある。

また脳死判定には、厚生省の脳死判定法(竹内基準)に従い、(1)深い昏睡状態、(2)自力で呼吸できない、(3)脳波が平坦、(4)瞳孔の拡大、(5)脳幹反射がない、の5項目を確認し、6時間以上後にもう一度判定する必要がある。

ただし、判定の順番が逆になるなどの判定ミスや、ドナー候補者の鼓膜の損傷によって脳幹反射の有無が確認できないため移植を断念するなどの特殊なケースも発生。

また臓器提供意思表示カードを持った脳死者が発生しても、連絡が遅れたり、指定病院でないために、臓器提供ができないといった例も多く、脳死移植の普及・定着のための課題はまだ残されている。

大橋直久(ホスピタルマナー)


Posted by 大橋直久 at 12:06 │時事用語