五本の柱のバランス(大橋直久)
経営は、生産・開発・販売(営業)・財務・管理という五本の柱のバランスで成り立っている。
どの一つが弱体化しても、バランスがくずれ、会社の維持発展がむずかしくなる。
だから、ビジネスマンは、このいずれについても、相当の知識と実務を承知しておくことが必要である。
二十代の配転のもう一つのねらいは、これらの業務を担当して回るうちに、「自分はどんな仕事に最も向いているか」「どういう仕事をやりたいか」(適性発見)を探り、自分の将来の方向づけをするためである。
多くの大企業で二十代に二、三回くらいの配転のローテーションを組んでいるのは、こういうねらいがあるからである。
それはさておき、三十代から四十代にかけて、管理職の異動は多い。
たとえば、有能な人は、営業課長からまるで畑違いの人事課長に配転されても、半年か一年の間に新業務を掌中のものとし、新手を打つなど、精力的に活躍しはじめる。
大橋直久(ホスピタルマナー)
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