大橋直久「両親の結婚式・披露宴にのぞむ服装 その2」
女性の洋装の昼間の礼装では、黒は弔事に限られているので慶事には着られません。
しかし、夜間ならラメ入りの黒のドレスも礼装となります。
ふつうはアフタヌーンドレスか、カクテルドレスで、材質はシルクでドレッシーなデザインのものを着ます。
結婚式・披露宴の案内状に「平服で」と指定のあった場合には、両親もくだけた服装でよいでしょう。
父親はディレクタースーツかダークスーツ、和服ならお召ていどの略紋つきに羽織袴が適当です。
母親は訪問着か無地紋つき、洋装ならドレッシーなスーツで差しつかえありません。
なお、花嫁の両親の服装は、花嫁衣装とのコントラストを考えてきめます。
花嫁が振袖で母親が洋装というのは何かアンバランスな印象を列席者に与えるのではないでしょうか。
同様に両親の服装も調和が必要で、父親が紋服姿、母親がドレスというのも変な感じです。
両親の服装については、あらかじめ新郎側と新婦側が仲人夫人も交えて打ち合わせておいて同じようなつりあう服装で出席するようにするのがよいでしょう。
大橋直久(ホスピタルマナー)
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