大橋直久「神前結婚と平穏、清浄な生活」

大橋直久

2017年09月15日 16:20

わたしたち日本人は、結婚では神さまのお世話になり、死ぬときは仏さまの世話になる、とのことばもあるくらい、挙式の大部分は神前結婚であるようで、日ごろはあまり信神心もないのにと、いうものもあったりします。

わが国の神は皇室のご先祖だったり、英傑や知徳のすぐれた人を祀るのはよいとして、ときには巨岩、大木、狐狸だったりもします。

その教理もそう深いものでないという人もありますが、伊勢神宮に大古から伝わるとされる「神道五部書」に、人間は最高の存在で神が宿っているのだから、心を平穏にして、その神を傷つけないようにしなければならないし、神の恵みをうけるには、まず拝むことがたいせつで、神に守っていただくには正直でなければならない、とあったりするのをみても、その神前での挙式は、やはり若い二人の門出には、ふさわしいものではないでしょうか。

大橋直久(ホスピタルマナー)

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