2015年12月03日

大橋直久「正月に家々に迎える神さま」

正月に家々に迎える神さまは歳神といわれ、もともとは稲作農耕を司る山の神です。

冬至がすぎて山に帰っていた歳神が家に戻ってくる目印が門松です。

目印として松を立てるのは、山に生え、山の象徴であり、神さまの好む木が松だったからでしょう。

門松がないと、歳神は迷ってしまうと信じられていたのです。

江戸時代より以前は、門松は魔除けではなく歳神が戻ってくる家を捜しあてる目標物だったのです。

門松は庭に一本だけ立てるのがふつうでした。

「門」は入口ではなく、庭園のことです。

入口は「もん」ですが、いつのころからか庭園を「かど」といわなくなり、門松は神さまが降りてくる目印である入口を意味するようになりました。

ちょうど、サンタクロースの煙突のように……。

大橋直久(ホスピタルマナー)



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Posted by 大橋直久 at 01:02 │大橋直久仕事