2018年05月26日

「仏前結婚式の進行 その2」

念珠(数珠)授与の後の進行順をご紹介いたします。


●司婚の辞
新郎新婦が仏前で結婚を誓う儀式で、僧侶の問いかけに対して、新郎、新婦の順で「誓います。」と答えます。


●新郎新婦の焼香
最初に新郎が焼香し、続いて新婦が行います。

念珠は左手にかけて焼香台に進み合掌。

右手で香をつまみ、額の前にいただくようにしてから静かに香炉に落とします。

最後にもう一度合掌。


●誓盃の儀・祝盃の儀
神前式の三三九度と同じ要領で、新郎新婦が盃を交わします。

神前式では三つの盃を全部使いますが、仏前式では一番上の盃だけを使うケースが多いようです。

続いて全員が立ち上がり、乾杯となります。


●僧侶の祝辞
僧侶から新郎新婦への祝辞です。

これは敬白文や司婚の辞と違い、同じ信者の先輩として結婚を祝う言葉です。


●退堂
入ってきたときとは逆に新郎新婦、仲人夫妻、親族の順に出ていきます。

寺院によっては椅子が用意されていることもありますが、ほとんどの場合は座蒲団に座ることになります。

正座が苦手な人もいるでしょうが、式はせいぜい三〇分程度。

参列者は足を崩さないのが礼儀です。



大橋直久(ホスピタルマナー)



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Posted by 大橋直久 at 09:57 │マナー